松竹芸能の看板芸人・姉妹漫才トリオ「かしまし娘」として活躍された正司照枝さん(91)が7月8日急性心臓死によりご自宅で亡くなられました。姉の庄司歌江さんが今年1月に老衰により94歳でお亡くなりになられ、続いての訃報に悲しみの声が多く上がっています。
姉妹漫才トリオ「かしまし娘」
正司照枝さんは姉の歌江さん、妹の花江さんとともに「かしまし娘」を結成しました。このトリオは、昭和の時代に一世を風靡し、漫才の世界で確固たる地位を築きました。松竹芸能 所属タレント第1号として知られ、1966年には上方漫才大賞を受賞しています。
「かしまし娘」の漫才スタイルは、ギターや三味線を用い、流行曲や浪曲を取り入れた音曲漫才が特徴で、「うちら陽気な、かしまし娘♪」という陽気なテーマソングでお馴染みでした。1981年に結成25周年を迎えた後、グループ活動は休止しましたが、照枝さんはその後も個人として映画やドラマ、司会業、舞台など多岐にわたる分野で活躍しました。特に、彼女の舞台での演技や司会業は、多くの人々から高い評価を受けました。
今年1月に姉の庄司歌江さんが老衰で94歳で亡くなっており、妹の花江さんは照枝さんが亡くなるその日も一緒に過ごし、深い悲しみに暮れています。
急性心臓死とは?
心臓が突然正常なポンプ機能を失い、数分以内に心停止を引き起こす状態を指します。この状態は、迅速に治療されない限り、すぐに命を奪う可能性があります。
主に、心筋梗塞・心室細動・心筋症・心臓弁疾患などが急性心臓死の原因です。
正司照枝さんは、静かにご自宅で逝去されたとの事です。
照枝さんの一生は、笑いとともに過ごした素晴らしい人生であり、その功績はこれからも長く語り継がれることでしょう。
正司照枝さんの生前の活躍は、漫才界のみならず、日本のエンターテインメント界全体に多大な影響を与えました。その功績を称え、今後も彼女の遺志を受け継いでいくことが求められます。
所属事務所コメント
所属事務所「SHU Promotion」公式HPに代表取締役社長で息子の正司宏行さんがコメントを掲載しています。
弊社所属タレント正司照枝 (91)(本名・正司照江 )が急性心臓死により
令和6年7月8日 午後6時頃、自宅にて逝去いたしました。
葬儀告別式は故人の遺志により家族葬とさせていただく予定です。
これまで応援してくださった皆様に深謝しますと共に謹んでお知らせ申し上げます。
尚、かしまし娘三女の正司花江は以下のようにコメントしております。
「 亡くなった当日もいつもと変わらぬ様子で 誰の手も煩わせることなく静かに逝きました。子供の頃からずっと一緒に過ごした姉の死をまだ受け止めることができません。今もまだ隣にいるような気がします」
生前のご厚誼に対し、故人になり代わりまして心より御礼申し上げます。
2024年7月10日
株式会社シュープロモーション 代表取締役 正司宏行
SHU Promotion より
最後のテレビ出演となった番組は2023年11月放送のNHK「よみがえる新日本紀行」でした。
ご冥福をお祈りいたします。
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